保証人と連帯保証人の違いとは?キャッシングでも必要?
保証人と連帯保証人の違いとは?キャッシングでも必要?

お金を借りるときに、保証人や連帯保証人という言葉を耳にすることがよくあるでしょう。
どちらも、お金を借りた本人が返済できなくなったときに、代わりに返済しなければならない人のことです。

そして、保証人と連帯保証人は似ているように見えますが、法律上の責任の度合いが違います

ここでは保証人と連帯保証人の違いについて詳しく見ていきましょう。

まずは担保について知っておく!担保の種類や特徴

まずは担保について知っておく!担保の種類や特徴 保証人と連帯保証人の違いを説明する前に、担保について簡単に知っておきましょう。

担保の種類には、物的担保と人的担保がありますが、どちらも債務の弁済を確実にするために立てるものです。

物的担保と人的担保がどう違うのか、それぞれ説明していきます。

物的担保(特定の財産に対して設定)

物的担保とは、特定の財産に対して設定します。

債務者が借入金を返済できなくなったときには、その財産を売却して得たお金を弁済に充てる仕組みです。
こうして「物」により、債務の弁済の確実性を高めます。

住宅ローンなどの場合には、購入する住宅や土地などを物的担保にするのが一般的です。

人的担保(保証人と連帯保証人のこと)

人的担保が主に保証人と連帯保証人のことを指すものです。

債務者が借入金を返済できなくなると、保証人や連帯保証人に対して、請求が来るようになります。

保証人や連帯保証人は、請求を無視することはできません。
あらかじめ契約を締結しており法的に保証債務を負っているため、財産を差し押さえられる可能性もあります。

こうして、債務者以外の「人」により債務を確実に弁済させるのが人的担保です。

担保は必ずしも必要とは限らない

お金を借りる際に、担保は設定することもできれば、設定しないことも可能です。
必ずしも必要となるわけではなく、無担保での融資もたくさん存在します。

ただし、無担保だと債権者側が背負うリスクが高いため、金利が高めに設定されることが多いです。

有担保の借入やローンだと、債権者側のリスクが低い分だけ、低金利で利用できます。
住宅ローンやマイカーローンなどがその代表例です。

保証人と連帯保証人の違いについて解説

保証人が負う法的な義務と、保証人に認められている法的な権利について説明していきます。

ちなみに保証人には通常の「保証人」と「連帯保証人」がありますが、その違いは何なのでしょうか。
この両者では責任の度合いが大きく異なりますので、そちらも合わせて説明していきます。

保証人の義務と権利(債務者が返済不能になったら代わりに返済)

まず通常の「保証人」とは、お金を借りた人=債務者が返済不能になった時に代わりに返済する義務を負っている人のことです。
「連帯保証人」よりは比較的責任が軽く位置づけられています。

それでは、通常の保証人の主な義務と権利について説明していきます。

催告の抗弁権
保証人には催告の抗弁権が認められています。
これは、債権者が請求を行ってきたときに、まずは債務者本人に請求するように要求できる権利です。
債務者本人に請求していない場合には、請求を断ることができます。
検索の抗弁権
債権者は最終的には保証人の財産を差し押さえることも可能です。
場合によっては、債務者の財産調査など行わず、最初から保証人の財産を差し押さえ回収しようとする債権者もいるでしょう。

そのようなときには、保証人に認められているのが検索の抗弁権です。
まずは債務者に対して財産調査を行い、差し押さえ可能な財産を差し押さえるように要求できます。

保証人が代わりに返さなければならないのは、それで足りなかった分だけです。
分別の利益
分別の利益は、保証人が複数いる場合に認められる権利です。
保証人が複数いれば、1人の保証人が債務者の代わりに返済しなければならないのは、返済不能になった金額のうち全額ではありません。
保証人の人数で割った分の金額だけにとどまります。

例えば保証人が3人いて180万円分が返済不能になったとしたら、60万円分だけ代わりに返済すれば、保証債務は果たしたということになります。
そして、60万円を超える分に関しては、他の2人の保証人に請求するように要求可能です。

ただし、保証債務を締結する際に、全額に関して保証するという内容にすることもできます。
その場合には、分別の利益はありません。
求償権
保証人が代わりに返済した金額は、本来であれば債務者が返済すべき金額です。
そのため、保証人は自分が代わりに返済した金額を、返すように債務者に対して要求できます。

つまり、保証人を立てることで債権者はほぼ確実にお金を返してもらえますが、債務者の返済義務は消えません。
返す相手が債権者から保証人に変わるだけです。

ただ、債務者はほとんど財産がない状態であるため、実際に代わりに返済した分をきちんと全額返してもらえることはあまりありません。

連帯保証人の義務と権利(債務者が返済不能でなくても返済する)

通常の「保証人」対して「連帯保証人」とは、債務者と同じ義務を負う人のことを指します。
「連帯保証人」の場合は、責任の度合いが比較的重く位置づけられています。

連帯保証人は通常の保証人とどう違うのか、1つ1つ説明していきます。

債権者側にとってかなり有利
連帯保証人も保証人と同様に、債務者が返済不能になったときに代わりに返済する義務を負います。
しかし、通常の保証人に認められている権利のうち、催告の抗弁権と検索の抗弁権、分別の利益が連帯保証人にはありません。

そのため、連帯保証人は保証人と比べて法的に認められている権利が少なく、かなり不利な立場ということになります。

逆に債権者側にとっては有利な制度です。
債務者本人がなかなか支払ってくれそうもないときには、債務者本人に請求せずとも連帯保証人に対して請求できます。

返済日を過ぎても入金されていなければ、債務者本人に連絡しなくても問題ありません。

債務者本人に目ぼしい財産がないように見えるときには、きちんと調査しなくても、連帯保証人に対して差し押さえさえできてしまいます。
複数の連帯保証人がいる場合には、そのうちの1人に対して全額請求しても問題ありません。

債権者側から見れば、債務者本人が、返済能力が低い人でも、返済能力の高い連帯保証人を立ててもらえば安心してお金を貸せることになります。
求償権だけはある
法的な権利がほとんど認められない連帯保証人ですが、求償権だけは認められています。

つまり、債権者が連帯保証人に請求を行い、借入金を返済したら、債務者本人は連帯保証人にその金額を返さなければなりません。

ただし、通常の保証人の場合と同様に、実際に返してもらえる可能性は低いです。
返してもらえたとしても、かなりの年月がかかるでしょう。

通常の「保証人」とは異なり、催告の抗弁権と検索の抗弁権がありません
債務の履行期が到来しても、最初から連帯保証人に債務の返済を求める事が可能です。

さらに財産の差押えを行う場合に関しても、最初から連帯保証人の財産を差し押さえる事が可能です。
「連帯保証人」の方が債務者には有利なので「保証人」より「連帯保証人」を立てるという契約の方が多く見られます。

債権者に弁済した分に関しては、主債務者に求償できるという点で「保証人」でも「連帯保証人」でも共通しています。

簡単に言ってしまうと…
保証人」=債務者が返済不能になった時に返済しなければならない。
連帯保証人」=債務者が返済不能にならなくても返済しなければならない。
ということになります。

極力、連帯保証人にはならない!大変な目にあう可能性も

極力、連帯保証人にはならない!大変な目にあう可能性も 保証人や連帯保証人だけはなりたくない!と思っていても、人生の中ではならざるを得ない場面もあると思います。

友人などに連帯保証人になって欲しいと頼まれることがあるかもしれません。
仲の良い友人だと断りきれずに承諾してしまうこともあるでしょう。

頭を下げて「絶対に迷惑はかけないから」と言われれば、断りにくい状況になります。

しかし、安易に連帯保証人を引き受けてしまうと後で大変な目に遭うかもしれません。


連帯保証人になったことで生活が一変する可能性もある

連帯保証人になってしまった場合には、債務者本人とほぼ同等の義務を負ったものと認識していいでしょう。

もし、債務者本人が借入金を返済できなくなってしまった場合には、連帯保証人が財産を失う可能性まで出てきます。

自宅が持ち家であれば売却しなければならない場合もあるでしょう。
車なども手放すことになるかもしれません。

自分の生活はもちろんのこと、家族の生活が一変してしまいます。

しかも、自分が借りて使ったお金ではないため、やりきれない気持ちになってしまうでしょう。

債務者本人が自己破産すると求償権も失う

連帯保証人に請求が来るということは、債務者本人は既に自分では借入金を返済できない状態になっています。

そのような状態のときには、多重債務に陥っている可能性も高いです。
場合によっては債務者本人が自己破産をしてしまうかもしれません。

そうなると、連帯保証人の求償権が失われてしまいます。

代わりに返済したお金が望みはなくなってしまうのです。

消費者金融(キャッシング)が担保・保証人を必要としない理由

消費者金融(キャッシング)が担保・保証人を必要としない理由 キャッシングを利用しようと思っている人の中には、保証人や連帯保証人になってくれる人のあてなんてない人も多いでしょう。

あてがあったとしても保証人や連帯保証人になってもらうのは、詳しく事情を説明しなければなりません。

特に連帯保証人になってしまうと非常に大きなリスクを負うことから、簡単になってくれる人は通常いません。

しかし、心配はいりません。
キャッシングでは保証人も連帯保証人もなしで利用できます。

キャッシング会社は小額融資で貸し倒れリスクが少ない

消費者金融のキャッシングは、アイフルやプロミス、SMBCモビットなどが挙げられます。

これらの消費者金融では、無担保で保証人不要を謳っており、申込みや契約の際に保証人を立てる必要はありません。
多くのキャッシング会社で担保・保証人が不要な理由は主に2つあり、1つ目はそもそも貸し付けする金額が小額のため、貸し倒れによるリスクが少ないからです。

自動車や住宅ローンなどになると金額が大きくなりますから、金融機関にとってもリスクが大きくなります。
そのため、担保や保証人を設定するケースがあります。

キャッシング・カードローンの場合は、初回契約時に貸し付けをする金額は最大でも50万円ほどが相場です。
個人の返済能力や信用情報を見て審査を行い、貸し倒れする可能性がある人は、審査に通りません。

もしくは、融資上限を10万円などにするなど少額に設定し、貸し倒れないよう工夫します。

キャッシング会社は担保を設定しない代わりに高金利

キャッシング会社は金利を通常よりも高く設定し、貸し倒れのダメージを出来るだけ小さく留めるようにしています。
さらに審査の際には本人確認書類や源泉徴収票などの信用情報を確認し、貸し倒れる可能性があるかどうかも事前に確認を行います。

キャッシングで借入する際には必ず審査が行われ、個人信用情報機関へ確認します。
そこで他にもお金を借りていないか、クレジットカードの支払いは遅れていないか、など金融サービスについての返済状況・利用状況などもチェックします。

信用情報機関へ照会すると、ローンの借入額や、返済までの期間、滞納履歴など、お金に関する情報が確認できます。
もし利用者が返済できない・滞納する可能性が高いと判断された場合は、審査に通ることができません。

キャッシング会社はこのように工夫を凝らし、貸し倒れの危険を回避しているのです。

アイフル

アイフル

キャッシングローンの場合、利用するにあたって担保・保証人は不要です。
その分、本人にしっかりとした返済能力がないと審査に通らない可能性がある事は理解しておいた方が良いでしょう。

店舗などで、スタッフにも相談は出来ますが、出来れば返済計画は、お金を借りる前に自分でも準備しておくのが良いでしょう。

実質年率 借入限度額 無利息期間
3.0~18.0% ~800万円

最大30日間

担保・保証人 即日融資 パート/アルバイト
不要


※満20歳以上の定期的な収入と返済能力を有する方で当社基準を満たす 方

プロミス

プロミス

キャッシングや、プロミスが提供しているおまとめローンや目的別ローンでも、担保や保証人は必要ありません。
プロミスは保証会社を利用せず、プロミスのサービスを提供するSMBCコンシュマーファイナンス自身が保証事業を行っています。
外部に審査を委託する必要はなく、プロミス自身が保証人となることで担保や保証人なしでも利用が出来るようになっています。

実質年率 借入限度額 無利息期間
4.5%~17.8% ~500万円

30日
※メール登録とweb明細利用登録必要

担保・保証人 即日融資 パート/アルバイト
不要


審査は最短30分

SMBCモビット

SMBCモビット

SMBCモビット も申込する上で、担保や保証人は不要です。
SMBCモビット は無担保ローンのみ取り扱って運営しているため、審査結果がどうでも担保や保証人を求められることはありません。
ただこちらも他業者同様、本人の返済能力がある上で審査に通る可能性があるため、念頭に置いておきましょう。

実質年率 借入限度額 無利息期間
3.0%~18.0% ~800万円

-

担保・保証人 即日融資 パート/アルバイト
不要

不要


※安定した収入がある方

銀行カードローンで担保・保証人を必要としない理由

楽天銀行スーパーローンなどの銀行カードローンも、保証人や連帯保証人を立てるように求められることは通常ありません。

申込フォームにも保証人や連帯保証人を入力する欄は設けられていないでしょう。
ただし、銀行カードローンの場合には、返済不能になった場合のリスクを銀行が負うわけではありません。

銀行カードローンの場合には、保証会社を利用しているケースが多いからです。
保証会社はカード会社や消費者金融、信販会社などが設定されていることが多く、例えば楽天銀行スーパーローンなら楽天カードが保証会社になっています。

もし、銀行カードローンを利用して返済不能になったら、保証会社が代わりに返済を行うでしょう。

そして後で保証会社が求償権を行使して請求をしてくる仕組みになっています。

楽天銀行スーパーローン

楽天銀行スーパーローン

担保・保証人に関しては、楽天カード株式会社またはSMBCファイナンスサービス株式会社が保証するようになっています。
楽天銀行カードローンの場合、楽天カード株式会社が審査を行い、融資をしても返済能力があるのかどうかを調査します。
審査は最短翌日から2営業日程度で終わることが多いようです。

実質年率 借入限度額 無利息期間
1.9%~14.5% 10〜800万円

-

担保・保証人 即日融資 パート/アルバイト
不要


※安定した収入がある方

むやみに保証人や連帯保証人にはならないように!まとめ

まず多くのキャッシング会社は、通常保証人も連帯保証人も立てずに利用できます。

保証人も連帯保証人も、債務者本人が返済できなくなったときに、代わりに返済をしなければなりません。
そのうち連帯保証人は認められている権利が少なく、債務者本人に近いくらい責任が重い立場にあります。
友人などに連帯保証人になるように頼まれても、安易に承諾してしまわないように注意しましょう。

もし、やむを得ない事情からどうしても保証人や連帯保証人にならなくてはいけない場合、金額に注意することが大事です。

保証人や連帯保証人になると決めたからには、その借金を自分が背負うという覚悟の上で承諾してください。

万が一債務者が返済不能になった場合、自分で返済できる金額の範囲内のみの保証人や連帯保証人になるようにしましょう。

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